

大切にされていた着物。きちんと保管していたはずなのに、
「気づかないうちにシミや汚れが…。」こんな経験はございませんか?
着物にシミや汚れがありますと、買取価格が下がることが多くなっております。
査定に出される前に、下の図をご参考に着物をチェックすることをオススメします。
外側になる部分のことをいいます。
袖口 裾 衿 |
着用する事による汚れ。 化粧品ほか |
---|---|
上前 | 食事による跳ねこぼしなど |
お尻周り | 座った時につく汚れ |
たもと | 袖下など汚れ易い |
衿元 褄下の上部分 |
着用時に触れる回数が多い所 |
長期間保管していた着物は、内側にシミができてしまうことが
ありますので、内側もチェック!
※当店では、着物・帯にシミや汚れが多少ある場合でも、お取り扱いしておりますが、
買取金額が下がったり、お品物によっては買取できない場合もございます。
着物は絹などの高価な生地で作られている多く、ご自分で市販のシミぬき剤などで染み抜きされますと、
着物をかえって変色させてしまったり、縮んだりすることもあります。
そこで、当店では、安易にご自分で染み抜き等をされることはお勧めしておりません。
シミや汚れがあった場合は、着物のクリーニング店や染み抜き専門店などに任せるようにしましょう。
着物は、湿気を吸うといたみやすくなり、カビも発生しやすくなります。
そこで、年に1度くらいは「虫干し」をします。

晴れた日が2日以上続いたカラッとした日に、室内の風通しの良い場所で、
綱や竿などに着物をかけ、風を通します。
・虫干しにお勧めな時間帯:午前中(10時頃)から午後(3時頃)まで
・虫干しにお勧めな季節:7月~8月(土用干し)と、1月~2月(寒干し)

着物は、一枚づつ「たとう紙」に包んでしまいます。
※ポリエチレンやビニールはカビが生えますから使用しないで下さい。
※防虫剤は「2種類」を入れますと化学反応を起こし、着物や帯のシミや
変色の原因になりますので、防虫剤の種類を混ぜないようします。
※収納には、「桐箪笥」が優れていますがない場合は、
桐製の衣装ケースや茶箱などを代用すると良いです。